財務諸表論に合格したい…
頑張れば半年で合格できたりするのかな…?
こんにちは、ブロガーのジャックです。
今回は「財務諸表論を半年で合格できたエピソード」をお伝えします。
どういう方法で、どれくらい勉強すればいいのか…
分からない事だらけで不安ですよね?
この記事では半年で財表合格することができたリアルな学習記録をお伝え致します。
正直に言って、本当に吐きそうになるくらい大変でした。もう2度とやりたくないです。
先に結論をお伝えすると、
- 簿記論と並行して学習する
- 1日の勉強時間は最低3時間確保する
- 超難題に時間をかけない!(基礎を徹底する)
- 直前期は予想問題を何度も繰り返し解く
- 通信講座を必ず利用する(独学はかなりキツイ)
税理士試験は本当に大変な試験です。
半年で合格するなら覚悟をもって挑みましょう!
はじめに|「財務諸表論」を半年で合格することについて
冒頭でもお伝えしましたが、半年で合格するとなるとマジで大変です。
相応の覚悟をもってやらないと絶対に合格できません。
「ワンチャン合格できたらいいな~」「記念に受験してみようかな~」みたいな考えでトライするのは時間も金も労力も無駄にしてしまうので、やめておきましょう。
ただ、効率よく学んで、本気で取り組めば、半年でも合格できます!
最終的には自分の努力次第ですが、決して不可能ではありません!
本気で取り組めば、必ず合格することができますよ。
合格するためのポイント
簿記論と並行して学習する
- なぜ簿記論も一緒に勉強したほうがいいの?
-
学習内容で被る部分が多く、一緒に勉強すればより理解が深まるから!
財務諸表論の試験は「理論問題」と「計算問題」で構成されています。
計算問題については簿記論と被る部分が多く、同時に勉強すれば理解がより深まります。
ただ「簿記論」と「財務諸表論」を両方勉強していくのは大変です。しかし、個人的には2教科を同時に学習する方が合格する可能性は上がると思います。
私自身は残念ながら、簿記論も同時合格とはなりませんでしたが、上手くいけば簿財ともに合格することも。
「財務諸表論だけでいい!」「とにかく1教科だけでも欲しい!」といった方であれば、財表だけ学習するのも全然アリですが、可能であれば簿記論も併せて受験しましょう。
両方を同時並行して学ぶのは本当に大変です。
ただ、計算問題の理解を深めるなら絶対に簿記論は受けるべきですね!
1日の勉強時間を3時間は確保する
半年で合格するなら、最低3時間の学習が必要です。
ハッキリ言うとこれでも足りません。最低3時間の勉強でやっと授業についていけるレベルです。
たまにリフレッシュするのはもちろんOKですが、基本的に仕事(学業)・食事・就寝以外の時間は勉強にあてるようにしましょう。
財表合格には450~600時間必要です。片手間で合格できるほど甘い試験ではありません。
電車移動の際も、理論問題を頭に叩き込むなどスキマ時間を無駄なく活用するように!
半年で合格するとなると、本当に時間がありません。冗談ではなく空いている時間は全部勉強に当てましょう。
本当に時間との勝負なので、スキマ時間も有効活用しましょう!
超難題な問題に時間をかけない(基礎を徹底する)
財務諸表論には超難題な問題(捨て問)が出題されます。
捨て問にこだわりすぎて、他の問題にフォーカスできない状況にならないようご注意を。
どうせ誰も解けないので、そんな問題はサクッと見切りをつけて、他の基礎的な問題にフォーカスしてください。
問題を捨てることに抵抗のある方、気にしすぎる方、長く考えてしまう方は日々の演習や答練で捨て問をスルーするスキルを身につけましょう!
簿記3級や2級の時のように、完璧をもとめるのはNGですよ!
直前期は予想問題を何度も繰り返し解く
試験は毎年8月に実施されるので、通信講座では5月ごろから直前期対策がスタートします。
5月以降は本試験さながらの問題を解いて、講師の解説で理解を深めるという学習方法になりますが…
ハッキリ言って直前期はめちゃくちゃしんどいです。
予想問題は数パターン用意されており、それを全て本試験と同じ時間内で解く必要があります。
予想問題を1回解いたくらいではそのレベルに到達することは絶対にできないので注意してください。
問題を解く手順を身体に叩き込んで、本試験でパニックにならないよう鍛えておきましょう。
通信講座を必ず利用する
- 独学でも頑張れば合格できるんじゃないの?
-
無理です。本当に学ぶ内容が意味不明なので、通信講座を使ってください!
本当に大事なことなのでハッキリと言います。
絶っ対に通信講座を利用するようにしてください!
独学はマジで無理です。みなさんが想像している以上に学ぶ論点が意味不明です。
通信講座を利用しないと本当に内容が理解できません。
テキストだけで理解できるのは公認会計士の受験経験があるような方だけです。
- 受講料が高いから独学で受けようかな
- 簿記2級も独学でいけたから、まずは独学でやってみようかな
こういった考えは今すぐ捨ててください!
簿記2級とは比べ物にならないくらいレベルが違います。
「独学で節約」みたいな考えは今すぐ捨ててください!
財表合格におすすめの通信講座
スタディング | LEC | クレアール | Net-school | 資格の大原 | TAC | |
---|---|---|---|---|---|---|
料金 | 59,000円~ (簿財セット価格) | 123,000円 | 180,000円 (割引で124,200円) | 145,600円 | 164,000円 | 235,000円 |
教育給付制度 | ○ | ○ | 〇 | ✖ | ○ | 〇 |
講座の回数 | 320回 | 52回 | 記載なし | 90回 | 51回 | 46回 |
実力テスト | 10回 | 8回 | 記載なし | 7回 | 4回 | 14回 |
直前対策 | 9回 | 12回 | 記載なし | 12回 | 4回 | 19回 |
無料体験 | あり | ー | ー | ー | ー | ー |
※料金はスタディング以外、財務諸表論の講座のみの価格。
ご覧の通り、通信講座を利用する場合かなりの費用がかかります。1科目の受験だけでも10万以上かかるのが普通。
私はTACの簿財セット速修コースを利用しましたが、30万円ほどかかってしまいました…。
頑張ろうと意気込んでも、こんなに高額なら利用するのにためらってしまいますよね。
ただ、ぶっちゃけた話にはなるんですが、正直なところ別にTACでなくともよかったのではないかと思っています。
というのも、メインで利用していたのは講義と問題集・理論暗記シート、あと直前対策で配られる予想問題くらい。
実際に勉強して感じたのは、結局のところ自分がどれくらいやるのが重要なので、無理して受講料の高いところを選ばなくてもOK!
無理して高いお金を払って、少しその後の生活が困りました(笑)
自分の生活に影響するようであれば、料金の高い講座を無理して選ぶ必要はありませんよ!
費用のかからない通信講座でもいい理由
先ほどもお伝えした通り、料金の高い講座が必ず良いとも限りません。
実勢に超高いTACの講義を使いましたが、実際に使ったサービスはどの講座にもあるようなものだけ。
今は料金が比較的リーズナブルな講座もたくさんあるので、そこを利用して合格を目指すのも全然いいと思います。
例えば、「スタディング」や「LEC」、「クレアール」など受講料の安いところを選んでも全然OK!
特に、スタディングであれば簿財セットで59,000円(直前対策があるアドバンスコースは74,800円)で利用可能です。どちらか一方を集中的に学習できる「集中学習フロー」も用意されています。
安いと心配になってしまいますが、テキスト&問題集をPDFで配布するなど、運営コストを抑えているから実現できているのであって、学べる内容は他と変わりありません。
紙ベースのテキスト&問題集が欲しいなら、学校や会社で印刷すればOK。
私の経験から言わせてもらえば、ぶっちゃけテキストなんてあんまり使いません。読んだだけでは内容なんて理解できないので、講義視聴で理解するのが1番です。
結局のところ、どの通信講座を選んでも学べる内容はほとんど一緒。
最終的には、講義で学んだことをどれくらいアウトプットして実力を上げられるかが一番大事!
実際に合格して得られたメリット
- 財務諸表論で学んだ知識を経理の仕事に活かせられる
- 就職・転職の際、書類審査で落とされることがなくなった
決算で財務諸表を作成するときなど、経理になれば財務諸表の体系を正しく理解して仕事をしなければならない機会が必ず訪れます。そういう時、財務諸表論で学ぶ内容は必ず役に立つでしょう。
また、仕事の理解が速くなるのはもちろんの事、間違いがあればそれを見抜き訂正する力も備わります。そういった感じで仕事が出来るようになれば、周りの人から尊敬されるので、めっちゃ気持ちいいですよ。
そしてもう一つのメリットは、就職・転職の際、書類審査で落とされる可能性が低くなること。
経理関係の仕事に就職・転職する場合、1科目でも合格していると、書類選考は高確率で通過できます。よっぽどおかしな経歴がない限りは、必ず面接まで進めるでしょう。
難関資格にチャレンジして成果を出せたということなので、企業側はそういった努力を必ず評価してくれます。
知識を有しているとの証拠にもなるので、企業側としては安心して仕事を任せられますね!
転職・就職する時は、かなり評価してくれます。
希望の会社に入社できる可能性がアップしますよ!
【まとめ】財務諸表論の半年合格は難しいが不可能ではない
この記事では、私が財務諸表論を半年で合格できた時のことについてお伝えいたしました。
あらためて内容を整理すると、
- 簿記論と並行して学習する
- 1日の勉強時間は最低3時間確保する
- 超難題に時間をかけない!(基礎を徹底する)
- 直前期は予想問題を何度も繰り返し解く
- 通信講座を必ず利用する(独学はかなりキツイ)
なんどもお伝えしますが、勉強は本当に大変でしんどいです。
仕事(学業)・食事・就寝以外の時間は勉強に充てる気持ちで臨まないと合格は難しいでしょう。
そして通信講座を利用して、効率的に勉強していく必要があります。
独学でのチャレンジは本当におすすめしません。テキストだけで理解できるような内容ではないので、絶対に途中で壁に当たってしまうでしょう。
簿記2級レベルで挑戦する場合は、必ず通信講座を利用するように。
ケチって独学で合格できるほど簡単な資格ではありませんよ!