こんにちは、ブロガーのジャックです。
今回は簿記3級合格から1級合格までの筆者自身のリアルな体験談をお伝えしていきます。

過酷な道のりでしたが、なんとか達成することができました…!
これまでの学習について、包み隠さずお伝えしていきますね。
私は大学生の時に簿記の学習を始めました。
勉強は苦手で、高校&大学は推薦入学だったので受験勉強の経験もなし(ガチです)
そんな感じの勉強オンチだったので、これまでの道のりは決して順風満帆とはいかず、不合格&挫折を繰り返してきました。
ただ、少しの時間でも毎日コツコツと学習を続けて頑張ってきた結果、時間はかかりましたが簿記1級まで無事に合格することができました。
この記事では、そういった山あり谷ありの簿記チャレンジを包み隠さずお伝えします。これから簿記検定に挑戦していく方はぜひ参考にしてください。
また、どういった理由で簿記合格を目指したのか・実際に簿記検定に合格して得られた恩恵はどういったものなのかも詳しくご紹介していくので、進路に悩んでいる方はそういった部分も参考にして頂けたらなと思います。



簿記検定に挑戦しようと思っている方や、合格に向けて頑張っている方へ少しでもリアルな情報を届けられるよう書きました!
少し長くなりますが、どうか最後までご覧いただけると幸いです。
簿記検定にチャレンジしようと思ったキッカケ
ぶっちゃけると、ただ何となくチャレンジしたという感じ。
しいて言うなら、
- これまで受験を経験してなかったので、何かしら勉強したいと思ったから
- 入学した学部が商学部だったので、それに関連する資格を取りたかったから
- 「簿記があれば就職に有利」と生協の書店で案内されていたのを見かけたから
理由はこんな感じ。
ちなみに、数字は大の苦手で数学はたぶん中学2~3年の内容で停まっています(今思えばなぜそんな状態で始めようと思ったのか不思議)
まあ、高度な数学の知識なんて必要ないだろうし、もし自分に合わなければやめればいいかという超甘い考えで学習をスタートしました。
テキストだけで簿記3級の学習を始めた結果
大学の生協では大原やTACの資格講座が案内されていましたが、学生だったのでそこまで費用をかけたくないという思いがあり、こういった資格の学校には通いませんでした(当時はリーズナブルな通信講座もなかったので…)
書籍を買って独学でやろうと思いましたが、実際にテキストや問題集を見て、
「あ、これ無理やわ…」
売掛金とか今まで聞いたことないワードが盛りだくさんで、すぐ独学はアカンと判断しました。(解説読めよって話ですが、活字読むの嫌いだったので…笑)
このままテキストと問題集はお蔵入りになろうという感じではありましたが、ここで奇跡が起こりました!
なんと、通っていた大学で無料の簿記3級講座があったのです。
これはラッキーだと思い、すぐに申し込みました。
講義開始の時期もすぐだったので、かなり運が良かったと思います。
もしこの講座に出会わなかったり講義スタート時期が微妙だったりしたら間違いなくやめていたでしょう。
講義の学習スケジュールはこんな感じでした
ざっくり以下のような感じのスケジュールでした。
- 講義は火曜日と金曜日
- 講義時間は120分
- 学習期間は7月~10月
- 総学習時間は50時間くらい?
基本の授業を3ヶ月でやって、ラストは模擬試験をやっていくという感じでした。
とりあえず真面目に授業を受けて、指定された宿題はキチンとやるようにはしていましたが…
論点が進むにつれて理解が追いつかない(汗)
最初の仕訳問題くらいは理解できたのですが、試算表の作成問題や精算表などで完全に?となりモチベが急降下。
正直なところ、先生の教え方も微妙(自分の理解力が足らないだけかもですが)で1コマ120分なんて集中して聞けるわけねえよって心の中で文句言ってました。
学習を辞めるという言葉が頭によぎりましたが、授業も後半だったので、「せっかく受けたんだからとりあえず授業を完走させたいな~」というような意識に変わっていました(笑)
まあそんな状態だったので、もちろん直前期になってもロクに問題が解けません。
ただ、「いまから焦っても仕方ないし、ワンチャン合格できるやろ」みたいに根拠のない自信だけはありました。
案の定、初の試験は不合格でした
まあ、模試がほとんど解けない状態でチャレンジしたので、結果はもちろん不合格。
自分の中でほぼ諦めていた状態だったので、「ですよね~」という感じだったのですが…
一緒に受けていた友人はまさかの合格
え、なんで?全然できなかったって言ってたやん。
結果聞いた時の友人のドヤ顔は今でも忘れません。めっちゃぶん殴ってやりたいと一瞬思いました(笑)
そして同時にめちゃくちゃ悔しかったので、「次は絶対合格してやる」とヤル気スイッチON。
単純なヤツ(笑)
もう一度学習し直して再チャレンジ
もう一度テキストを読み直して、基礎を学びなおすというのが正しいのかもしれませんが…
活字が嫌いなので、テキストは使いませんでした。
読んでても眠くなるだけで、そんな勉強してる風で自己満足に浸っても意味はないと判断し、とにかく問題集を使い一問でも多く問題を解こうと意識しました。
- もう一度、問題集を一から全て解きなおし
- 各問題を最低でも3回は繰り返し解く
- わからない部分があれば、解説を読んで理解する
こんな感じでひたすら大学の図書館で問題を解き続けました。
最終的には、スポーツみたいな感じになっていました。考えるより先に身体が動くみたいな。
直前期はTACの「あてる」予想模試で追い込み
簿記3級の合格を目指している方は、このTACから出版されている「あてる」予想模試を使ってみてください。
私は友人に恥を忍んで合格のコツを聞いたとき、以下のように教えてもらいました。
- 迷った時は「仕訳」を書く。仕訳を書くことをクセづける
- 直前期は絶対にTACの「あてる」を3回は繰り返し解く
TACの「あてる」ってなんやねん。ホンマにそんな教材つかう意味あるんかいなと半信半疑で使ってみました。
まあ、同じような問題が出るとのことなので、騙されたと思って3回繰り返し学習。
2回目の試験でやっと合格
- 問題集を3回は解く
- 迷ったら仕訳。仕訳を書くクセをつける
- TACの「あてる」で追い込みをかける
これらを全てやり終えて、いざ2回目の本試験へ。
1回目の時とは違い、特に緊張はしませんでした。たぶんこれ以上できないというくらい問題を解いてきたので、自信があったからだと思います。
そしていざ本試験開始。まず初めに思ったことは…
8割くらい「あてる」どおりの問題が出題されていて、ほんとビックリしたのは鮮明に覚えています。
スラスラと問題を解いていき、最後の精算表作成も難なくクリア。
一度も引っかかることなく全て解き終えました。前回は「わからないから後回し」みたいな問題がたくさんありましたが、今回は純粋に大問1~5まで順番どおり全て解けました。
そして、前回は制限時間まで悩みに悩んで、結局最後はタイムアウトみたいな感じだったのですが、今回は試験終了までかなりの余裕がありました。
解き終わって、もう一度見直しをしても全然時間が余るくらい。十分合格圏内だという自信はあったので途中退出。
数日後、学校の掲示板に合格者の番号が張り出されたので見に行くと、無事に自分の番号がありました。
学習スタートから約6か月間。念願の簿記3級合格!
その日は自分へのご褒美として焼肉を食べに行きました。


これから簿記3級を学習していく方へ
よくSNSで「簿記3級は余裕」「独学でも余裕で合格できる」みたいなことを発信している方もいますが…。
私はそう思いません。だって1回落ちてるんだもの。
そりゃ、これまで受験勉強とかちゃんとしていた方であれば、勉強するコツみたいなのを知っていると思うので、自己学習でも成果は出せるかもしれませんが、私のようにまったく勉強をしてこなかった人間がそんなん出来るわけもなく(笑)
もし、私のように勉強事態にアレルギーのある方であれば、書籍だけで合格を目指すのはやめたほうがいいかと。
今は以下のように、大学などに通っていなくても無料で簿記を学べるサービスがあるので、どうしても費用をかけたくない方は活用してみてください。
ただし、無料であるがゆえにいくつかデメリットも存在します。
例えば、テキスト&問題集がPDFであり紙媒体が配布されない、質問機能がなく分からない部分があっても全て自分で解決しないといけない、「いつまでに・どれくらい進めないといけないか」という自己管理が必要、など。
実際に私も感じたのですが、やはり「無料で学べる=簡単に諦められる」というのは間違いありません。クズな友人のおかげで落ちても諦めるということはありませんでしたが、1人だったら間違いなく辞めてました。
そして、私が受けた大学の無料講義は、講義の質という部分についてもイマイチでした。大学の無料講義だったので、CPAはそんなことないと思いますが、講師がただテキストの内容を音読するような感じだったんですよ(大学の教授が授業の片手間でやってた講義なので仕方ないのかもしれませんが…)
もし、「1回で確実に合格したい」「分からない部分はちゃんと質問して理解していきたい」「勉強に対するモチベ管理が不安」などといった感じであれば、無難に通信講座や予備校を使ったほうがいいです。
お金ちゃんと払う分それなりのサービスを受けられるので、不自由を感じることはないでしょう。不安な方は「資格の大原」などといった大手の学校に申し込めば間違いありません(今はパススルといったリーズナブルに受講できるサービスも展開されています)
私のように「無料だから受けてみて、ワンチャン合格できればいいか~」みたいなモチベでやるのはやめましょう。
始める理由はなんでもいいですが、ちゃんと合格を目指して簿記学習をスタートするように。そのうえで、書籍だけで合格を目指すのか、無料サービスを利用するのか、通信講座(予備校)を使うのかをしっかり考えて決断するようにしてくださいね。



一応、おすすめの通信講座(予備校)の情報は以下の記事にまとめています!
こちらもぜひ参考にしてみてくださいね♪


簿記2級へのチャレンジ開始
友人達は「簿記3級で十分。やーめた」という感じでスッパリやめた方がほとんど。
私より先に合格していた友人も、2級にはチャレンジせずそのままバイトに夢中になってしまい、簿記を一緒に頑張ってくれる人は0に…
私もここでやめるかどうか少し悩みましたが、なんかもったいないような気がしたので、とりあえず2級まで頑張ろうと準備することに。
3級である程度簿記のコツは掴んだつもりだったので、「まあ、なんとかなるやろ」っていう楽観的な思考で始めました。
私の通っていた大学では2級の講義もあり、その時ちょうど次の試験合格に向けて開講されるタイミングだったのでラッキー!
ただ、簿記3級の時のように講義の質がイマイチだったらどうしよう…。そういった不安もあったのですが、今回の講師はなんと外部の税理士!
現場のプロが教えてくれるということなので、今回は絶対に大丈夫だろうと勝手に思い込み、意気揚々と申込ました。
(この決断が後に後悔することになるとも知らずに…笑)
2級の学習スケジュールはこんな感じでした
3級同様にスケジュールとしては以下のような感じでした。
- 講義は火曜・水曜・金曜
- 講義時間は120分
- 学習期間は2月~5月
- 総学習時間は80時間くらい?
外部の税理士による講義ということでワクワクしていましたが…
なんか授業の内容が分かりにくい。
簿記2級になって学ぶ論点が増えて、内容がより複雑化したのも原因の1つだと思いますが、それ以上に講義を担当してくれた税理士の先生の教え方が…(笑)
図解など一切なく、テキストをただ音読するだけ。音読した後は「なんとなく分かりますかね?じゃあ問題集のここやってみましょー」
以上、これの繰り返し。3級よりもひどかったです。
よくよく考えれば、税理士は実務のプロであって勉強を教えるプロではないやん。そりゃ授業もこんな感じでグダるよね。普通に舟漕いでる人もいたし。
「満期保有目的債券の償却原価法ってなんやねん」「税効果会計ってなんやねん」みたいな文句を心の中で言いつつ、淡々と進められていく授業に必死でついていきました。
そして1番「うわぁ…」ってなったのが工業簿記!
商業簿記もロクに理解できないのになんやねん工業簿記って。追い打ちかけんといてーな。
これほんとにヤバいなと思いつつ、ここでも「まあ、なんとかなるやろ」という楽観的な思考で乗り切りました。
てか、そう思わないとやってられません。簿記2級ほんとムズい…。
「内容が全然理解できない!」そんな私がとった最終手段
授業が終盤になればなるほど理解が追い付かず、かなりヤバい状態に。
本支店会計や税効果会計、工業簿記全般に至っては「?」すぎてイライラしたことは今でも覚えています。
ただ、確かなのはこのまま試験を受けても絶対に3級の二の舞になるということ。
3級のように再びチャレンジするのは嫌だったので、3級に合格できた時に使った以下の勉強法で最後まで突っ走ることにしました。
- 迷ったら仕訳。とにかく仕訳を書く
- 問題集を最低3回は解く
- 直前期はTACの「あてる」を使う
効率なんて度外視。頭の悪い自分は質よりも量でカバーという感じで、めちゃくちゃ大変だったけれども最後まで頑張りました。
とにかく授業の合間などに図書館にいって過去問を解く。解き方を身体に叩き込んで、内容がイマイチ理解できなくても、「こういう問題文ならこういう解き方」みたいな感じで感覚で解くようにしました。
容量がいい方であれば、ここまでしなくても合格は出来るでしょう。
ただ何度も言うように、これまで入試など経験していなかった自分は人の倍やらないと合格できないと思っていたので、自分に鞭打ちながら必死でがんばりました。
実際に使った教材はコチラ
2級の講義はテキストや問題集は配られず、TACの「スッキリわかる」シリーズのテキスト&問題集を購入するよう指定があったので、授業はこれをベースに進められました。
ただ、実際にやって感じたことは、このテキスト&問題集だけでは合格できません(問題量が圧倒的に少ない)
問題集はTACの「合格トレーニング」を購入し、授業はスッキリわかるを使用⇨自習では合格トレーニングを使って地道に進めました。
そして、2級では「本試験問題集(過去問)」も購入。
個人的にこの過去問集は買って正解だったと思います。2級の試験の出題傾向や解き方、時間配分などを身体に叩き込むにはうってつけだと思うので、これからチャレンジする人は絶対に買った方がいいです。
そしてもちろん、TACの「あてる」はラストスパートで使用しました。
たぶん過去問を全て8割以上取れるようになっていれば、「あてる」も余裕で解けると思います。
いざ簿記2級の本試験へ
今回は2回目の3級受験の時のように、変に緊張もせず落ち着いて試験を受けることができました。
たぶんそれは、「これ以上できない」というくらい頑張ったからだと思います。
だってあの分厚い「本試験問題集(過去問)」を3周したんだぜ?「あてる」の予想問題も全部合格圏内だったんだぜ?十分すぎるくらいやって落ちるわけないだろう!
もう試験直前はこんなメンタルでした(笑)
試験が始まっても特に慌てることなく、淡々と問題を解くことができました。
懸念があるとしたら「工業簿記」。やっぱりこれだけは最後までしっくり来なかったので、深く理解しようとせず出題パターンと解答方法を丸暗記して望みました。
変化球が来たらどうしようという不安も少しだけありましたが、運よく過去問と似たパターンで出題されたので、こちらも難なくクリア。
見直しも1周できるほどの余裕を持って本試験を終えることができました。
結果はなんと1発合格
本試験を終えて、合格発表の日。場所は大学の掲示板。
「落ちたらかなりショックだろうな~」と少し不安はありましたが。
無事に合格!
よかった~~~~~~~~~~~!!!
もうね、不合格になってもう一回学習しなおすの大変なんですよ(3級で経験済み)
それをしなくても良い喜びと無事に1発合格できた喜びでその日は1日中ハッピーな気持ちでした。



いやほんと、マジで1発で合格できて良かった…。


これから簿記2級をチャレンジする方へ
今回も私は大学の簿記講座を受講して内容を学びましたが…。
正直分かりにくかったです。
まあ、外部の税理士が大学にきて授業をするという感じだったので、正直教え方は微妙だったんですよね。
テキストに書いてある事をただ音読するだけみたいな。
無料という部分は魅力的なんですが、簿記検定を教えることを専任にしている方の授業のほうが圧倒的に分かりやすいです。
なので、私のようにケチって無料講義に手を出すよりも、通信講座や予備校を使った方がちゃんと理解できて早く合格できます(この後にチャレンジする資格は予備校や通信講座を使いましたが、めちゃくちゃ分かりやすかったです…!)
費用はかかりますが、お金を払った分「絶対に合格してやるぞ」というモチベを維持できるかと。やっぱり無料で学ぶのはすぐやめられちゃうので、本気で合格を目指すなら身銭を切って退路を立つほうが頑張れると思います。
あと、大事なのは勉強する量。
どこで誰から学ぶのも大切ですが、それ以上に大切なのはどれだけ頑張るか。
工業簿記も新しく学ばないといけないので、3級よりも勉強しないといけないのは間違いありません。
そして、過去問・予想問題をどれだけ多く解くかがポイントだと思います。1回やってはいおわり~は絶対に合格できません。理解力のある人ならイケるかもしれませんが、そうでないなら量でカバーしましょう。
私のように地頭が良くなければなおさら。人の倍の量はやるという覚悟を持ってやらないと合格は難しいかもしれません。
SNSやネットでは「簿記2級は簡単」「独学でもいける」そのような投稿もありますが、私からしたら、
ふざけんじゃねぇ。めちゃくちゃむずいわ!
ですよ。いやまじで(笑)


簿記1級に進むか、それとも…
無事2級に合格したので、次は1級を目指そうと思い、資格の学校の資料を貰うため生協へ。
3級・2級と無料講義で失敗したので、さすがに3度目はちゃんと金だして学ぼうかなと(笑)
色々と資格の学校のパンフレットが置いてあったので、とりあえず無料なので片っ端もってかえろうとしたところ…
「大原にて資格相談受付中!」
これいいんじゃね?簿記1級の講座についても、どんな感じか聞けるし。
大原で受ける場合、簿記1級講座は15万円くらいかかったので、さすがに何も理解せず勢いで受けるのは危険。
とにかく、簿記1級はどれくらい難しいのか、合格すればどんなメリットがあるのかを確認するために資格相談フェアに向かいました。
大原の資格相談フェアにて
後日、資格相談フェアに参加するため大原の学校に行きました。
教室でそれぞれの講義を担当している教師とマンツーマンで話せる形式だったのでラッキー。周りに気を使わず、質問ができました。
さっそく簿記1級について質問すると、
超むずいよ?
2級とは比べ物にならないくらいヤバいらしい。それぞれの大問ごとに7割以上正解しておかないとその時点で不合格だとか。
え、何それ?って感じですよね。もし苦手な論点でたら1発アウトじゃん。
そしてこうも言われました。「簿記1級はマニアックな問題が出てくるので、学ぶ内容はほとんど実務に直結しないんだよね。経理や会計事務所に就職したい方は2級もっていれば十分。工業簿記&原価計算なんて初見だとまず解けない。2級の工業簿記で苦手意識を持った人は間違いなく苦労しますよ。」
アカンやん。2級の工業簿記ですら厳しかったのに…
1級に対するモチベがほぼゼロになりました(笑)
先生には「ほかに何か簿記1級くらいの価値があって、就職や実務に有利になるような資格はありませんか?」と質問したところ…。
じゃあ、税理士の簿記論と財務諸表論はどう?
税理士?簿記論?財務諸表論?
はじめて聞くワード。そもそも税理士って、税金関係の勉強するんじゃないの?
話を聞くと税理士試験の簿記論と財務諸表論は税理士になるための必修科目であるとか。
それぞれ簿記1級くらい難しいけれど、マニアックな問題はそこまで出題されず簿記1級よりかは実務に直結しているとのこと。
科目合格は一生ものなので、更新で資格がなくなることはないとのこと。さらに「経理になるなら、1科目持っておくだけでもかなり高評価もらえるよ」とも教えてもらえました。え?なにそれめっちゃええやん。
そして何よりも魅力的だったのが、
工業簿記をやらなくていい!
一気にテンション上がりました。もうそれくらい工業簿記がキライだったので(笑)
絶対に税理士になるという気持ちはそこまでありませんでしたが、とりあえずトライしてみようと思い、税理士試験の簿財を受けることにしました。
いざ簿財の学習スタート。しかし…
簿記1級の学習を諦め、そのかわり税理士の簿財にチャレンジするようになった私。
難しいと言われたので、それなりに覚悟をしていたつもりですが…。
甘かったorz
そして受講するコースをミスった…。開始時期の関係で半年で合格を目指す短期学習コースを選択してしまったんですよね。
税理士の試験は8月。次の1年コース(9月開講)を受講するとなると就活と被ってしまうので、12月から開講される短期学習コースを選ぶしかできなかったんですよ。
まあ、大学生だし短期詰込みでも大丈夫だろうと思っていたのですが…。
地獄でした
もうほんと学習スケジュールが詰め込まれすぎてヤバイです。時間のある大学生ですら目が回りそうでした。
もし社会人で仕事をしながら短期コースを受けようと思っている方は絶対にやめておいた方がいいです。仕事をしながらこのコースを受けるとか真正のドMしか無理です。
これから税理士を目指そうと思っている方は、勉強を始めるタイミングについても注意するようにしてください。
税理士の試験は8月に実施されるので、ほとんどの学校では9月から1年コースが開講されます。それに乗り遅れてしまうと12月開講の短期集中コースに申し込むか、来年の9月開講コースまで待つかになってしまいます。
もしこの記事を読んでいただいている方が大学生であれば、以下のようなスケジュールが理想だと思います。
- 大学2回生の6月に簿記2級合格
- 夏休み中に次どの資格にチャレンジするか決定(1級、税理士、公認会計士)
- もし税理士にチャレンジするなら9月開講の1年コースにチャレンジ
- 3回生の夏に税理士の簿財を受験(結果は12月)
- 結果次第で税理士を目指すか、就活に切り替えるかを決定
たぶんこれが一番理想的なスケジュールかと。なので、大学生の方は早めに簿記2級まで取っておいた方がいいです。
理想としては2回生の6月。そこで合格すれば夏休み中に今後どうするかじっくり考えて納得したうえで次の資格にチャレンジできるので。



もし簿財の学習に興味あるなら、以下の記事も読んでみてください!
簿財を半年で学習した感想を赤裸々に綴っています。



もしかすると「え、チャレンジするのやめよかな…」って思っちゃうかもしれない内容なので、閲覧は自己責任で(笑)


ダメ元で試験を受けてみた結果
地獄の半年が終わり、試験終了の8月以降は普通の大学生活を満喫していました。
税理士を目指す人であれば、合否が届く12月まで待たずに税法の学習を始めたりするのですが、そんなモチベは一切なし!
税理士になりたいとかいう理由なんてまったくなかったし、貴重な大学生活を勉強だけに費やすとか絶対に嫌だったので、スッパリやめました。
アルバイトやサークル、ゼミで大学生らしいキャンパスライフを送る事ができたので、この選択は間違っていなかったと今でも思っています。
試験の結果は12月に届きましたが、正直不合格でもまあいいか~みたいな感じだったので、気楽に封筒を開けてみたんですが…
財務諸表論:合格


…え?
1科目受かってた。ウソやん。
結果を確認するまでは「どうでもいいや~」みたいな感じで思っていたくせに、いざ合格していたとなったら盛大に喜ぶ単純な筆者(笑)
簿記論は残念ながら不合格でしたが、ランクはA(50~59点)
あと数問正解していれば合格だったレベルだったのです。
いや半年でこれだけの成果なら十分でしょ。簿記論については少し悔いが残っていたので再チャレンジするか迷いましたが、もう税理士チャレンジはとっくに諦めていて就活の準備をしていたので、直近でのチャレンジは断念。
まあ、いつか再チャレンジする機会はあるでしょう。知らんけど(笑)
大学卒業&就職
何度もお祈りされつつも、4回生の春には無事に内定をGETでき就職活動も終了。
知名度のある大手企業に入社できたのはラッキーでした。
すでに卒業に必要な単位も取得できていたので、残りの1年はフリーダム。
せっかくなので資格の勉強を再開させようかと思いましたが、なんかヤル気が起きない…
「せっかくのラスト大学生活を勉強なんかで終わらせるんか~!」と頭の中で警鐘を鳴らしていた自分がいたので、本能に従い資格の勉強は断念。
ラストの大学生活は旅行に行ったりなどして思い出を作りました。
勉強も大切やけど、やっぱり思い出づくりも大切なんよ。何事もメリハリが大事。



「夢があるから勉強に没頭したい」っていうことなら勉強漬けの日々を送るのも青春の一つかもしれないけど、そうでないなら無理してやる必要ないと思うよ。
経理配属後すぐに「建設業経理士2級」へチャレンジするよう言い渡された
4/1に内定を貰った企業へ入社しましたが、私の入った企業は入社後すぐに東京で集合研修がありました。
大きな研修センターに200人ほど集められて、3か月間の研修がスタート。色々とビジネスマナーや商材の知識など叩き込まれました。
最後の方になると人事との配属面談があり、私は迷わず経理を志望。客と関わるような仕事は絶対にしたくなかったので、簿記の資格や税理士の科目合格をめっちゃPRしました。
その甲斐あって(かどうかは知りませんが)無事に経理配属となりました。しかも地元に帰れるということもあってさらにテン上げ。
最高の気分で満面の笑みで研修を終えたのですが…
「そこの経理部長めちゃくちゃ厳しいらしいよ」
ま・じ・か・よ
浮かれ気分から一転、会社辞めたいくらい落ち込みましたが、気持ちを奮い立たせていざ配属先の経理部へ。
噂通り経理部長は超厳しい人でした(涙)
入社後早々、「建設業経理士2級は合格しておきなさい」と指令が下ったので、久しぶりに資格チャレンジすることになりましたとさ。
建設業経理士2級は特に苦労せず合格できました
建設業経理士2級については、ほとんど簿記2級と学ぶ内容が一緒だったので、そこまで苦労せず無事に合格できました。
使用する勘定科目の名称が少し変わるだけで、あとはほぼ同じ。まったく新しい論点を学ぶこともないので、学習は上のテキスト&問題集を1周する程度。
というか、新しい生活にまだ全然慣れていなかったので、資格の勉強なんてする余裕はまったくありません。
「マジで簿記2級を持っておいてよかった~」と心の底から感じましたね。
もし簿記2級の内容を勉強していなければ、会社に入社して慣れない生活に耐えつつ、1から建設業経理士2級の内容を学ばなければなりませんでした。想像しただけで吐き気がします。
先輩は簿記を勉強していなかったので、ネットスクールの建設業経理士2級講座を受講していたとのこと。まあ、仕事しながら独学で簿記2級レベルの建設業経理2級にチャレンジするなんてキツイですもんね。私でもたぶんそうします。
私の会社では建設業経理2級の学習がマストでしたが、他の会社でも入社後に簿記2級を取らされたりするところもあるらしいです。中には経理関係なく全社員が対象になるところも。(私の父の会社がそうだったらしい)


実際に使用した教材はコチラ
今回の建設業経理士はこの2つを購入し、独学で勉強していました。
簿記2級同様に過去問も販売されていましたが、そちらは購入せず。(結果的に買わなくて正解。ぶっちゃけテキストも必要なかった笑)
簿記2級を合格しているのであれば、一通り合格トレーニングの問題を解くだけで、十分合格を狙えます。
予備校や通信講座を利用する必要はないでしょう。
ただ、これまで簿記の学習経験なし or 簿記3級レベルの人はそれなりの努力が必要です。
個人的には難易度が簿記2級レベルなので、無難に通信講座を使った方がいいかと。建設業経理士2級の講義は「ネットスクール
社会人4年目までは地獄の社畜生活
建設業経理士2級は無事に合格できたのですが、その後4年間はまったく資格にチャレンジしませんでした。
理由は仕事が激務&人間関係に疲れ切っていたから。アフター5はほぼ残業で勉強する時間が取れず、休みは勉強なんてする気力も出ませんでした。
そんな状態だったので、資格の勉強なんて無理。転職するまでの4年間は経理の仕事だけにフォーカスしていました。
これから就職して社会人になる方へ。仕事しながら勉強するの本当に大変よ。特に新人時代は覚えることがたくさんあって、自己啓発なんてできる余裕なんてないよ。
やるべきこと・勉強すべきことは時間のある大学生の時にやっておこうな。
転職後に資格チャレンジ再開
まあ、なんやかんやあり新卒で入った会社を退職し、別の会社に転職しました。(興味ある方は以下の関連記事をご覧ください。※現在作成中)
調子にのってベンチャーなんかに就職して3ヶ月で退職という盛大な失敗を経験した後、地元の中小企業に再就職。
そこの経理は前の大手と比べて遥かに仕事量も少なく、基本的に定時で帰れるくらいには生活に余裕を持たせることができました。
そして経理を4年経験していたので、特に切羽詰まることもなく過去の経験を活かし淡々と仕事をこなしていけたので、「そろそろ資格チャレンジを再開するか」という感じに。
まあ、この会社は仕事量が少なくアフター5は満喫できるのですが、給料が安い。中小やから仕方ないとしても前の大手企業と比べたら雲泥の差。
将来的にはここくらいの仕事量でもう少し給料の高い会社に転職しようという考えもあったので、その時にPRできるようハイクラスの資格をゲットしたいと思っていました。
では、どの資格にチャレンジするか。簿記1級?簿記論?
普通に考えれば簿記論にチャレンジしたほうが、過去に学習していた実績もあったので合格できる可能性は高かったのかもしれません。ただ、これまで建設系やメーカー系に勤めていた経験からもう少し工業簿記・原価計算を学ぶ必要あるなという思いもあったので、今回は1級にチャレンジすることに。
まあ、商業・会計は簿財と被っているだろうし、工業簿記・原価計算をなんとかできれば大丈夫だろうと久しぶりの楽観的思考でチャレンジしました。
では、どうやって学んでいくのか?
簿財同様に予備校へ通うのは時間的にキツいので、なにか他に良い方法がないかと探していると…
通信講座
ちょうどこの時から流行り出した(?)サービスで、見つけた時はコレだ!と思いました。
こんなサービスが学生時代にもあったら良かったなーって感じでしたが、まあそれは考えても仕方がないところ。
どこの通信講座にするかは、ちょうどその時リベ大を視聴していた関係でクレアールに対して資料請求することに。
両学長が「通信講座ならクレアールがオススメ」とめっちゃ推していたんですよね。
まんまとインフルエンサーに影響されてしまいましたが、確かにおすすめされるほどコスパ的には〇でした。
基本、どの学校も簿記1級であれば10万以上かかるのが普通だったのですが、このクレアールならキャンペーン価格で9万円ほどで受講できました。(まあ、今ならもっと安くてコスパの良いサービスもありますが…)
教育訓練給付金の対象でもあったので、最終的には受講料の20%が返金される事を鑑みれば、実質価格は75,000円程度!
これは受けるしかないと思い、早速申し込みました。


簿記1級の学習スケジュールはこんな感じ
- 講義視聴:通勤電車の中・始業前・昼休み
- 講義時間:1コマ30分
- 問題演習:出勤前&帰宅後1時間くらい?
- 学習期間:9月~6月
- 総学習時間:700時間ほど?
まず、仕事をしながらのチャレンジだったので、基本的に講義はスキマ時間をフル活用して視聴していました。
そして問題演習は朝と夜の1時間。
実際に勉強していて感じたことは…
時間が足りない!!
学生の時と違い、仕事をしつつ学んでいかなければならないので、ガッツリと勉強時間を確保できるのは休日くらい。
けどね、1週間仕事を頑張って、休日もフルで勉強なんてできないよ。まあ世の中の税理士とか公認会計士を目指している人はそういった生活しているかもしれないけど、私は午前中または午後の数時間だけしかできませんでした。
とりあえず、身体を壊したら元も子もないので、できる範囲でコツコツと学習を進めて行くことに。
途中までは順調に進みましたが、最後の直前期に入るくらいでトラブル発生。
仕事でとあるプロジェクトを担当することになり、かなり忙しくなってしまったのです…(結局アフター5で帰れたのは最初の半年くらいだけでした笑)
社会人なので仕方のない事なんですが、なんで今やねん…っと経営者を呪いましたね。
最後の最後まで粘ろうと思い、答練も全て解き終えて、なんとか教育訓練給付金をもらえる条件は達成しましたが、簿記2級や簿財を受験したときのような手ごたえはありませんでした。
結果はもちろん不合格
ぬーん。
再びの転職
入社時はアフター5で帰れていたのですが、なんやかんや仕事を増やされ続け気づいたら定時で帰れなくなっていました(まあ、どの会社もこんなもんだよね~)
その会社は残業代も一切出ない会社(ガチ)だったので、仕事するだけ損。
求人票には「残業代支給」としっかり書かれていたのに、まんまとウソつかれました。ほんま最低の一族経営のブラック企業でしたね(このエピソードが気になる方は以下の記事をどうぞ)


2年だけ頑張りましたが、給料も安いので再度転職することに。
この時はまだ20代だったので、次の転職も難なくクリア(やっぱり20代&経験3年以上は強い)
転職先は上場企業の子会社ということもあり、前の中小企業と比べると圧倒的に給料も高く、社宅関係の福利厚生もかなり充実していました。
簿記ではなく英語チャレンジへ切り替え
無事にまともな給料がもらえる企業に転職でき、かつ残業も月平均10時間(繁忙期でも20時間くらい)なので、再び資格にチャレンジできる環境に。
前回ダメだった1級を目指そうと思いましたが、上司から一言。
「英語を頑張ってみてくれん?」
グローバルな人材育成のため、英語の研修に力を入れている弊社。
まあ1級なんていう実務では絶対に使うことのないものを頑張るより、英語ができた方が実務的にも世間の評判的にもいいからね。
実際に転職活動していた時も「簿記1級がんばっているんだ。ふーん。ちなみに、英語はどうなの?」みたいな感じで聞かれた事も。
ただ1つネックとなるのは…
拙者、英語が大の苦手でござる
リアルに中2レベルで止まっているんですよね。大学生の時に記念に受けた時なんてTOEICのスコア330点ですから。
けど逆に考えたら伸びしろしかない。簿記も継続して続けたら結果出せたんやし、英語もコツコツやっていけば少しはマトモになるんちゃうかな?
とりあえず、上司から「年に1回、グループ会社全体でTOEICの試験開催されるから受けてこい」と言われたので、6年ぶりくらいにTOEICを受けることに。
試験まで2ヶ月くらいありましたが、なんの知識もない、どのように勉強していいかもわからない、どの教材を使ってみたらいいかもわからない状況なので、とりあえず気軽に英語に触れられるやつはないかと探していたところ…
アニメの英語吹替
コレや!って思いましたね。自分の好きなアニメを英語で見て、リスニングだけはなんとかならんかなという安直な考えのもと行動しました。(日本のアニメを英語で視聴する方法は以下の記事をご覧ください)


1ヶ月だけ毎日30分英語吹き替えのアニメを視聴し続けTOEICに挑戦。その結果…
スコア400点!


大学生の時より70点アップしました(笑)
上司には苦笑いされましたが、自分の中ではかなり満足。「これ、勉強続けたら600点くらいいけんじゃね?」と期待できたので。
まあ、会社に貢献する気など1ミリもありませんでしたが、今後何かあった時に転職市場で自分の価値をアップできる&海外旅行にいったらより楽しめる!
言葉の不安なく大谷選手を見に行ける!
よっしゃ、いっちょ頑張ってやろうか。
試験が終わり、英語の研修がスタート
グローバルな人材育成のために、会社から英会話とスタディサプリ(TOEIC対策講座)を受けさせられる事に。
今はこういう語学研修に力を入れている会社は多いです。特に大手や上場企業であれば若手はマストで受けさせられることも。
そこそこ大変ではありましたが、英会話は外国人と会話する度胸がついたので、海外旅行に行く自信をつけることができました。(英会話研修については以下の記事をどうぞ)


そしてスタディサプリでは、文法の基礎を徹底的に学習することができたので、中2レベルで止まっていた自分としてはめちゃくちゃ良かったです!
勉強の進め方はもちろん、基礎だけではなく、実際の試験問題の解き方も動画解説付きで学ぶことができました。(学校のくそ面白くない英語でアレルギーできてしまった方は、たぶんこのサービス使えば治ります)
絶対にそこらへんに売っているわけわからない教材をつかうより成果がでます。
私は毎日コツコツ10分~20分継続して、1年後には540点、そして2年後には710点とれました!


こんな英語オンチでもコツコツとやれば700点までいけたので、普通の人がやれば800以上は取れるんじゃないかと。
目標点を大きく上回る成果を出せましたが、せっかくここまで頑張ってこれたので、現在も毎日10分学習を続けています。(習慣化されて辞められなくなりました笑)


再度簿記1級にチャレンジ。その結果は…
英語学習が習慣化されて苦痛ではなくなったので、中途半端だった1級学習を再チャレンジすることに。
せっかく学習していたのだから、意味はなくとも1級までは完走したいという思いで頑張りました。
勉強方法としては、クレアールの問題集を一から解きなおし、予想問題を繰り返し解くという、これまで同様のスタイルで行きました。(結局これが一番の勉強方法なんよね)
ただ、講義で解説があった「ここは捨て問なのでスルーしましょう」という部分についてはメモしていたので、そういった問題に気を取られないよう注意はしていました。(こういう部分を学ぶために通信講座や予備校が必要なんですよ。マジで。)
もちろん社会人なので、忙しい時期もありましたが、前職の中小企業のような切羽詰まった感じもなく、繁忙期でも勉強時間は十分に確保できました。
そして、模擬試験についてはクレアールのやつを流用して使いましたが、2年前のもので最新の情報ではなかったので、
TACのあてる!1級バージョン
まあ、これくらいは買って追い込みかけたほうがいいかなと思い、直前期になって必死に勉強しました。
2度目の正直。結果としては…
簿記1級:合格!
簿記検定、コンプリーーーーート!!!


これから簿記1級にチャレンジする方へ
めちゃくちゃ難しいです。覚悟して望むように。
簿記2級できたからワンチャンできるやろ~みたいなモチベではじめても絶対に受かりません。マジで大変です。
独学なんてもってのほか。こんなの独学で合格できるヤツいたら本当の天才です。
初学者の方は絶対に予備校や通信講座を利用すべきです。
私はクレアールを選びましたが、別にここじゃなくてもいいです。以下に簿記1級の講座情報をまとめているので、コチラを参考にして頂いて決めて頂ければ。


実際に学んで、結果として合格はできましたが、振り返ってみると簿財の時のように大原とか無難な学校を選んでもよかったかな~っと(クレアールは少し解説が分かりにくいところもあったので…)
まとめ
長くなりましたが、以上が簿記3級~簿記1級合格までの道のりでした。
色々と羽陽曲折し、挫折などもありましたが、なんとか完走。
実際に経験してみて、合格に必要だと感じたことは、
- すべての基礎は「仕訳」。仕訳は超大事。
- 毎日10分でもいいので、継続して学習する。
- 問題集や過去問、模擬試験を何度も繰り返し解く。
この3つは超大事です。これはマジです。
あと、独学で学ぶか予備校や通信講座を利用するかは人それぞれなので一概には言えませんが、可能であれば予備校や通信講座を利用するようにしましょう。
ちゃんとしたところで、しっかりと内容を教えて貰った方がいいです。私のように3級・2級を無料で受講できる環境があるなら、それに乗っかるのも良し(今であればCPAラーニングなどで無料で学べます)
ただ、無料のサービスはそれ相応のサービス内容です。「説明がイマイチ分かりにくい」「自分で市販のテキストを買わないといけない」「eラーニングがない」などマイナス面もあるというのは理解しておきましょう。
あとはモチベーションの維持ですね。3級で一度不合格になった時は、まったく費用をかけていなかったのでスッパリ諦めようとしていました。ただ、幸運にも(?)友人がまさかの合格だったので負けず嫌いが発動して簿記を続けられましたが、あそこで何もなければ絶対に辞めてました。
「無料で学べる=簡単に諦められてしまう」ということは皆さんも理解しておいた方がいいです。意思の強い方であれば問題ありませんが、継続することが苦手な方は、無難に有料の予備校や通信講座を使って、退路を断つようにしてください。



3級から1級の道のりは険しく、これからチャレンジする方は本当に大変だと思います。
ただ、継続してコツコツと努力していけば、必ず達成できます!



根性論で申し訳ありませんが、最後まで辞めずに足掻き続けた方が勝つゲームです。
自分を信じて、最後まで走り続けてください!