「経理のツラいところ」ってどんなところ?
どうも、現役経理ブロガーのジャックです。
本日は『経理の辛いところ』についてお伝えしていこうと思います。
やりがいのある職種ですが、もちろん辛いこともたくさんあります(涙)
8年間、経理で働いて「これはツラいな⋯」と感じたことをまとめました。
ぜひ最後までご覧ください!
現役経理が思う『経理の辛いところ』
月末・月初はすごく忙しい
皆さんのイメージどおり、月末・月初はすごく忙しいです。目が回ります。
基本的に入金や支払は月末に行われることが多いので、その対応に追われます。(ペーパーレス化されていない会社であれば膨大な伝票が一気に届きます)
また、支店や営業所がある会社であれば、月末までに利用した経費の精算書をまとめて送ってくることもあります。(やめて⋯)
最終的には、それらを締日(月初5営業日くらい)までに経理システムへ登録しなければなりません。
少人数の会社であればすべて一人でしなければなりません(涙)
四半期決算や中間決算、本決算は超忙しい
月末・月初の処理だけでも大変ですが、決算月であれば通常月以上に大変です。めちゃくちゃ激務です。
財務諸表はもちろん、売上利益の予想や販管費・営業外収益の内訳資料など、作らなければいけない資料がもりだくさん。
また、自分が作った資料の数字が本当に正しいか、誤字脱字がないかなどチェックする作業もかなり神経を使うので大変です(個人的にこれが一番しんどい⋯)
〆日に間に合わなければ、めっちゃ怒られます(涙)
腰痛やお尻の痛み・痔、肩や首回りのコリに悩まされる
経理はずっと座って作業します。
めちゃくちゃ忙しいときは2〜3時間ずっと座ったまま仕事をします。
そういった生活を何年も続けていると、絶対に身体のどこかにガタがきます。(私は腰痛でした)
これは経理の宿命であり、ほとんどの経理マンの悩みの種といっても過言ではないでしょう。
骨盤矯正や体圧分散に優れたクッションは絶対に使ってね
人間関係が悪化すれば地獄
経理は外出がほとんどありません。月に1回あるかないかです。(年に数回ということも普通にあります)
基本的には事務所でずっと作業するので、同じ部内の方とはほとんど毎日顔を合わせることとなり、嫌でも必ず会話する必要があります。なので、
人間関係を円滑にしておかないと地獄です。うまく報連相ができなくなり仕事が滞ってしまうこともあります。
人間関係は本当に難しいです。自分ではどうにもできない状態であれば上司に相談を!
本当にどうしようもなければ転職も視野に入れておきましょうね!
書類が多い。捌くのにかなり時間がかかる
書類がめちゃくちゃ多いです。常に整理整頓を心がけておかないと、机の上が書類でグチャグチャになってしまいます。
また、書類の内容を細かくチェックしなければならないので、捌くのにかなり時間がかかります。
「サッと目を通すだけでいいじゃん!」と思うかもしれませんが、経理の後ろには確認してくれる部門がないので、間違いをスルーすることができません。
書類の収納スペースを確保&素早く捌けるように、事前のチェックポイントをExcelでまとめたりしておきましょうね♪
書類に不備があるのにゴリ押ししようとしてくる人がいる
書類の不備を発見したら、作成者に差し戻し&修正の依頼をする必要があるのですが⋯
そのくらいの間違い、そっちで直しておいてよ!
こっちは忙しいんだ!そんな細かいことまでいちいち指摘してくるな!
新人時代はこういった事をしょっちゅう言われます。(そっちがミスったやつなのに…)
イメージとしてはCMで放送されている”楽楽精算”のような感じ。あんな感じのことが経理ではしょっちゅう起こります。
引用:『楽楽清算』TVCMより
これはもう経理の宿命です。新人時代はとくに言われることが多いですね
数年前の間違いが突然発覚することもある
経理で仕事をしていると、「なんだこれ!?」っと思うような間違いが突然発覚することがあります。
とくに長年担当者間で引き継がれているような、数字を算出するためのExcelデータなどは要注意。
とある時点で計算式が狂っていたりすることなんてザラにあります。
少しでも間違いを早く見つけられるよう、仕事を引き継いだら作業のやり方だけでなく、内容もきちんと理解するようにしましょうね…
前任者が原因で起こったトラブルでも、現在の担当者が対応しなければならない
大手の経理であれば、支社間異動も活発におこなわれるため、担当する仕事が2〜3年で変わることがあります。
もし前任者が優秀な方で引き継ぎも完璧に行ってくれるのなら問題ないのですが、前任者がいい加減な方であれば、めちゃくちゃ苦労します。
ご経験のある方であれば理解してくれると思いますが、本当に辛いです。
モチベーションがめちゃくちゃ下がりますね…
売掛金の担当になると、営業からやたら電話がかかってくる
新卒で経理に配属となれば、最初は高確率で売掛金の管理を任されると思います。
仕事内容をざっくり説明すると
- お客さんからの入金を確認する
- 請求書の金額と相違ないか確認する
- 問題がなければ入金票の起票&システムへ登録する
シンプルで簡単な作業ですが、支払条件不履行(約束の日に入金してくれない)客先が多数ある会社はものすごく大変です。
未入金客先の管理を行うためにリストを作ったり、営業も交えた会議で対策を話し合ったり、営業が手に負えない場合は客先へ督促の電話を掛けたりなど、
必然的に営業と密にかかわらないといけないので、営業からしょっちゅう電話がかかってきます。
メールで詳細な内容を送ってくれる営業の方もいらっしゃいますが、向こうも忙しいので基本的には電話でのやりとりとなります。
「経理はコミュ障でもできそう!」みたいなイメージあると思いますが、実はそうでもないんですよね⋯
資料作りで何度もダメだしをされる・修正させられる
新人のうちはルーティン業務メインで仕事を進めていきますが、慣れてくると会議で使う資料作りなども担当していきます。
Excel操作や表の作り方、文章の書き方や数字の分析の仕方など、様々なスキルがアップする仕事ではありますが⋯
資料をチェックする上司がすごく細かい人だった場合、めちゃくちゃ大変です。
「もうそんな細かいところどうでもいいやん!」ってところを突っ込んできたりします。
本当にモチベ下がりますよね…
経理の方なら共感してくれるハズ!!
残業少なく働きやすいホワイトな経理に転職する方法
ここまで『経理の辛いところ』をいくつか紹介してきましたが、ここからは『大変だけど働きやすい、ホワイトな経理に入るための方法』を簡単に紹介します。
ざっくりとまとめてみると…
- 経理専任のアドバイザーがいる転職エージェントを利用する
- 面接では繁忙期の状況や仕事の流れなどを詳しく聞く
- 職場見学を申し入れ、事務所の中の雰囲気を確認する
ホワイトな経理部に入るためには、いかに内部情報を多くゲットできるかがポイントとなります。
面接では繁忙期の状況や残業の多さ、電話はどれくらいかかってくるのか、職場は助け合って協力できているかなど聞いてみましょう。
企業に聞きづらいことがあれば、エージェントに確認してもらいましょう!
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【まとめ】経理の辛いところ一覧はコチラ
この記事では『経理の辛いところ』についてお伝えしました。
あらためて内容を整理すると
- 月末・月初や決算月は忙しい
- 座りっぱなしなので腰やお尻が痛くなる
- 人間関係は超重要。こじれたら地獄
- 書類が多く、さばくのに時間がかかる
- 間違いのある書類をゴリ押ししようとする人がいる
- 担当する仕事によっては営業からしょっちゅう電話がくる
- 資料作りで何度もダメだしをされる・修正させられる
職場環境によりけりなところも多いかもしれませんが、人手不足でアナログな会社は要注意です。
経理だからといってラクである保証はありません!!
これから経理を目指す方はこういう部分もあることを覚えておいてくださいね!